建築士会の見学会で、2008年1月完成の呉市音戸市民センターへ行ってきました。
瀬戸内の音戸の瀬戸、倉橋島へ渡ってすぐに白と濃いグレーの建物が見えてきます。 瀬戸内のさざ波をモチーフにしたルーバーや、周りの建物や島の地形との調和を意識した屋根と庇の角度にこだわりが感じられます。 木と鉄とガラスを使った、公共建築のスケールで想像するよりかなり軽やかなイメージの建物です。 海に面して、広場と2階のテラスを持っている、開かれた建物なのです。 海側以外の外壁は、むき出しに見えるより木々の間に建物が見える方が似合う気がしました。 名称 呉市音戸市民センター 建設地 呉市音戸町南隠戸1丁目7番1号 構造 鉄骨造3階建て 機能 図書館、支所、公民館、ホール 設計監理 隈研吾建築都市設計事務所 海側に流れるひさしは丸瓦のルーバー。階段の手摺とともに、繊細な線で前面広場と建物のつながりを美しく見せています。 2階ホール前のホワイエ。 当日は、ホール使用の準備中で倉庫入り口(和紙の壁)が開いていました。 閉じると組み込まれた照明で壁面が光るようです。 トイレもシンプルで白い空間 天井面には瀬戸内海のさざ波を思わせるルーバーを方向を統一して張り巡らせています。 規則性もあるそうですが、間隔が統一されている以外は見て解らず。 でも、それが狙いでしょう。 施工の苦労も教えて頂きました。 サインもシンプルな為初めてだと解りにくいかも知れません。 一度使えばわかる事も多いですが、公共の物はそうもいかないかも・・・ 興味深々で説明を受けています。
by fuj_kk
| 2011-10-22 22:22
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